サラリーマンの確定申告のやり方
確定申告で多く寄せられる質問に回答
今回は、ハイローオーストラリアで利益が出たときは確定申告は必要なのか?という疑問について詳しく解説していくぞ。
ハイローオーストラリアは投資なので、稼いだ金額によって税金を納める必要があります。
とはいえ、
確定申告ってめんどくさそうでよくわからない。
海外業者だから確定申告しなくてもいいんじゃないの?
出金しなければ税金払わなくてもいいんじゃない?
という方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ハイローオーストラリアで利益を出した場合に行う確定申告についての疑問点を解決していきます。
重要なポイントに絞って説明していくので、確定申告について疑問が浮かんだ場合はぜひこの記事を参考にしてください。
それでは詳しくみていきましょう。
ハイローオーストラリアで利益出したら確定申告は必須
ハイローオーストラリアである程度稼げるようになると、確定申告は必須です。
確定申告とは1年間(1月1日〜12月31日まで)の収入から経費などを差し引いた金額を報告し、所得税を国に納める手続きのこと。
サラリーマンの場合、所得税は毎月の給料から差し引かれているのであまり馴染みがないかもしれません。
確定申告は毎年2月16日から3月15日までの期間中に税務署に申請します。
2021年はコロナウイルス蔓延の影響もあって期間が1ヶ月延長されました。期間内に申告しない場合罰則も設けられているので注意してください。
確定申告はハイローオーストラリアで稼ぎ続けるようになってくると避けては通れない手続きです。
とはいえ、特別難しいわけでもありませんので安心してくださいね。
20万円以上の利益がある場合は確定申告が必要
ハイローオーストラリアでいくら稼いだら確定申告しないといけないのか、気になるところではないでしょうか。
結論から言うと、サラリーマン(給与所得のある方)は20万円以上の利益が出たら確定申告の対象になります。
1年間(1月1日〜12月31日)の購入金額の合計とペイアウト金額の合計の差額から経費を差し引いた金額が20万円以上であれば、確定申告が必要です。
給与所得のない主婦や学生、専業トレーダーの方は年間で48万円以上の利益を出した場合に確定申告が必要。
48万円という金額は、所得があるすべての人が対象になる基礎控除の金額で、2020年から38万円から48万円に引き上げられました。
ハイローオーストラリアで得た利益は総合課税の雑所得に分類されます。
総合課税とは、他の所得と合算して税金を計算する制度のことで、下記の8種類の所得が対象です。
配当所得
不動産所得
事業所得
給与所得
退職所得
山林所得
雑所得
雑所得にはハイローオーストラリアの他にも海外FX業者や仮想通貨などで得た利益、メルカリなどで稼いだお金なども対象になります。
ハイローオーストラリアで損してしまった場合、他の海外FXや仮想通貨で儲けていたとしたら利益を相殺できる損益通算ができます。
損益通算とは、各種所得金額の計算上生じた損失のうち、不動産所得、事業所得、譲渡所得、山林所得ついてのみ、一定の順序にしたがって、他の各種所得の金額から控除することです。
出典:国税庁
ただし海外FXも仮想通貨も同じ雑所得だからできることで、会社の給料である給与所得等とは損益通算は不可です。
【ハイローオーストラリア】確定申告のやり方
ハイローオーストラリアの確定申告のやり方を5つのステップに分けて解説。
今回は給与所得があるサラリーマンがハイローオーストラリアで利益を上げた場合に行う確定申告の方法を説明していきます。
必要な書類を準備する
ハイローオーストラリアの確定申告に必要な情報は「収入」と「経費」がわかる書類です。
ハイローオーストラリアでの収入がわかるデータ
取引の際に経費として計上できるレシートや領収書
マイナンバーカード(通知カード)
還付金が発生する場合に受け取る銀行の口座番号情報
通常、毎年12月に給与明細と一緒に源泉徴収票を発行する会社が多いです。
正社員や派遣社員、アルバイトなどの雇用形態に関係なく、会社勤めをしていれば源泉徴収票はもらえます。
会社を退職した方は、退職後に会社から源泉徴収票が送られてくるのでなくさずに取っておきましょう。
ハイローオーストラリアでの収入は、公式サイトから確認できます。
・ログイン後取引履歴のタブをクリック
・「検索する」をクリックし前年度の1月1日~12月31日の検索期間を選択
・「ダウンロード」から「PDF」または「CSV」のロゴを選択してクリック
上記の手続きにより1年間のハイローオーストラリアの取引収支報告の情報を入手できるので、比較的簡単な作業です。
サラリーマンでも経費計上できる
原則サラリーマンの副業で経費が認められる所得は、雑所得、事業所得、不動産所得の3つ。
ハイローオーストラリアの利益は雑所得に該当するので、関連する支出は経費として計上することが認められています。
そのため、ハイローオーストラリアで稼ぐために購入した物品や勉強代などは経費として申請可能です。
以下、ハイローオーストラリア取引で経費として申請できる例をあげます。
電気代やWifiなどの通信費
ツールや書籍、セミナー費用
取引に使う椅子や机
これらが確定申告時に経費として計上できます。
高額なパソコンであれば何年かに分けて費用を計上する必要があります。
また、電気代や通信費に関してはハイローオーストラリアに使っている割合とそれ以外に使用している時間の割合に分けて、(家事按分)費用計上します。
家事按分の計算
Wifiの費用が月4000円だとして、ハイローオーストラリアと私的に使用したネット閲覧の時間が半々の50%であった場合、月に計上できる金額は2,000円と言うことになります。
確定申告書を準備する
「確定申告書A」もしくは「確定申告書B」という書類に必要な情報を記入していきます。
正社員やパートなど会社勤めの方が使用する書類が確定申告書Aで、誰でも使用できる書類が確定申告書Bです。
個人事業主の方は確定申告書Bを使いますね。
国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」で必要な情報を入力していくと、確定申告書が完成するようになっています。
確定申告書を作成する
・ 35歳・給与収入500万円
・ ハイローオーストラリアで得た利益100万円(経費差引済み)
のパターンで説明します。
給与収入は「収入金額等」の「給与」欄に5,000,000円と記載します。
源泉徴収票の支払金額に該当するところです。
ハイローオーストラリアの収入は「収入金額等」欄の「雑」→「その他」に1,000,000円と記載すればOKです。
また、所得の内訳を入力する欄では、「支払者名」に「HLMI LLC」と記載してください。
所得税をどのくらい払うのかは、ある程度自分で予測できます。
まずは「課税される所得金額」を算出します。
課税所得の計算式は、「ハイローオーストラリアの利益+給与所得ー経費ー控除」です。
給与収入が500万円だと、「収入金額×20%+440,000円」が適用され給与所得は356万円になります。
国税庁のホームページには、給与所得の算定方法が記載されています。
給与等の収入金額 (給与所得の源泉徴収票の支払金額) |
給与所得控除額 |
---|---|
1,625,000円まで | 550,000円 |
1,625,001円から1,800,000円まで | 収入金額×40%-100,000円 |
1,800,001円から3,600,000円まで | 収入金額×30%+80,000円 |
3,600,001円から6,600,000円まで | 収入金額×20%+440,000円 |
6,600,001円から8,500,000円まで | 収入金額×10%+1,100,000円 |
8,500,001円以上 | 1,950,000円(上限) |
出典:国税庁
給与所得は自動で計算できるツールもあるので、自分でもかんたんに出せますよ。
今回課税される所得は456万円になります。
課税所得を算定したら、下記の表を参考にし、所得金額×税率-控除額の計算式に当てはめると、4,560,000(所得金額)×20%(税率)- 控除額(427,500)= 484,500円が納めるべき所得税の金額になりますね。
所得金額 | 税率 | 控除額 |
195万円以下 | 5% | 0円 |
195万円超~330万円以下 | 10% | 97,500円 |
330万円超~695万円以下 | 20% | 427,500円 |
695万円超~900万円以下 | 23% | 636,000円 |
900万円超~1,800万円以下 | 33% | 1,536,000円 |
1,800万円超~4,000万円以下 | 40% | 2,796,000円 |
4,000万円超~ | 45% | 4,796,000円 |
出典:東京税理士会
確定申告書を提出する
確定申告書を提出する確定申告書の提出には3つの方法があります。
郵送で提出
e-Taxで提出
初めて確定申告される方は、何かと疑問が多いので対面でやり方がおそわれる質問コーナーの窓口に行くのがが安心です。
税務署の混雑を避けて、オンラインで確定申告ができる方法にe-Taxがあります。
PC、スマートフォン、どちらからでもe-taxで確定申告は可能です。
PC:カードリーダーでマイナンバー情報を読み込んで申請
スマホ:専用アプリをダウンロードしてマイナンバーカードを撮影して申請する。
ハイローオーストラリアの税金・確定申告でよくある質問
ご自身で確定申告する場合、本当に多くの疑問が出てきます。
そこで、ハイローオーストラリアでの税金や確定申告でよくある質問をまとめました。
さっそく見ていきましょう。
出金しなければ課税されないって本当?
ハイローオーストラリアの口座に資金をプールして、リアルな銀行口座に出金しなければ課税されないとよく言われています。
実はこれ、ウソです。
ハイローオーストラリアでエントリーして利益が出た瞬間に課税対象になります。
口座から出金しなかったとしても、税務署は追跡調査をするので目をつけられたら終わりです。
海外口座だから大丈夫だとタカを括っている方もいますが、ハイローオーストラリアの利益を銀行口座に出金したときに履歴が金融機関に残っています。
世界中の金融機関が連携しているため、逃れるのはかなり難しいですよ。
副業でハイロー取引しているのが会社にバレるのか?
ハイローオーストラリアで利益を出していると会社にバレる可能性があります。
原因は住民税です。
確定申告をすると、会社の給料+ハイローオーストラリアの利益分の住民税が会社に通知されてしまうからですね。
バレないようにするには、確定申告時に「普通徴収」を選択しましょう。
普通徴収にすると、ハイローオーストラリアの利益分の税金は、自宅に納付書が送られるシステムに切り替わります。
ハイローオーストラリアで103万円以上稼いだら扶養からはずされるのか?
ハイローオーストラリアで年収103万円を超えてしまうと扶養から外れることになります。
少しでも税金負担を軽くするには「必要経費」を計上することです。
経費は普段から、こまめにノートなどにメモしておくといいですね。
確定申告が面倒くさい!申告しないとどうなる?
めんどくさいからと言って確定申告をせず税金を払わないととてつもないペナルティがあなたを待っています。
「脱税」に問われてしまう可能性もありますし、「無申告加算税」や「重加算税」を課せられることも。
ハイローオーストラリアで稼いだら、きちんと税金を納めましょう。
まとめ:ハイローで儲けたらきちんと確定申告をしよう
今回はハイローオーストラリアの確定申告について詳しく解説してきました。
税制は毎年こまめに変わるので、こまめに情報をアップデートしておく必要があります。
とはいえハイローオーストラリアは、年間の利益の取引データをかんたんに出してくれるので計算自体は簡単です。
ぜひ本記事で知った内容を参考にして、確定申告をスムーズに進めていってください。
ハイローオーストラリアは簡単に稼げるので、始めるか悩んでいる。
ネット上の口コミを見ると、投資を始めるかとても不安になりますよね。
筆者から言えるのは、「まずは少額の余剰資金で経験してみよう!」
口座開設ボーナス5,000円と数千円の自己資金でとりあえず始めてみましょう。
口座維持費もかからず、18歳以上なら大学生でも簡単にハイロー取引がスタートできます。
ハイローオーストラリアの口座開設の流れは以下から確認できます。